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「大災害から復活する日本」副島隆彦

 副島氏のことを批判する人の中で、ただのレイベリング(レッテル貼り)する人は論外であるが、「エキセントリックである」という理由で敬遠する人もいる。

 氏が主張するように、大切なのは、その事を述べている人の人格や表現の仕方ではなく、事実(facts)かどうかのみである。

 ここには事実が述べられていると、私は確信する。そこに「エキセントリック」であるかどうかなどは、関係ないのだ。

 しかし、氏の著書全般に言える事だが、内容はかなり濃く重い。かなりの基礎知識や理解力を必要とする。それは、普通の人がそう簡単に理解できるものではない、ということを意味している。

 残念だけれど、小泉郵政選挙の時に「B層」として洗脳戦略のターゲットとされたような「大衆」には、やっぱり理解できない書なのだと思う。そこには越えられない壁がある。

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「大災害から復活する日本」副島隆彦 徳間書店
2011(平成23)年6月30日 第1刷

評価★★★
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# by dokudan2 | 2011-07-02 19:20 | 政治/経済

「水源」アイン・ランド作 藤森かよこ訳

 1000ページを超える大著である。私はおそらく読むのは速い方であろうが、夜寝る前のわずかな時間に少しずつ読んだら、大分時間がかかった。

 その作者の思想もおおよそ理解できたし、ベストセラーであった理由も良くわかる。しかし、読み取り切れていない点が一つある。

 例えばキリスト教なら、直接啓示を受け取った聖者にとっての「神」は「主(ヤハヴェ)」、一般の信者にとっての「神」は「バイブル」である。

 さて、ロークやワイナンドやドミニクにとっての「神」は、一体なんなのか。果たして彼らがここまで強く生きられる魂の源泉はなんなのか。まだ分らない。




 おう、さすが1000ページ。ラクラク自立した。
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「水源」アイン・ランド作 藤森かよこ訳 ビジネス社
2011(平成23)年2月14日 4刷

評価 ★★★
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# by dokudan2 | 2011-05-26 14:08 | 宗教/哲学/思想

「隠される原子力 核の真実」小出裕章

 どこまで行っても、専門家の述べる事実は重い。
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「隠される原子力 核の真実 原子力の専門家が原発に反対するわけ」小出裕章 創史社
2011(平成23)年4月12日 第1版第3刷

評価★★
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# by dokudan2 | 2011-05-03 16:01 | 科学/論理/学問

「原子炉時限爆弾」広瀬隆

 20数年前に読んだ「東京に原発を!」では、少なくとも表題の件に関しては、確かに正しいと思った。

 今回読んだこの「原子炉時限爆弾」も、少なくとも日本のような地震国に原発を建てることが間違いである、という一点に関しては、100%同意する。
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「原子炉時限爆弾」広瀬隆 ダイヤモンド社
2011(平成23)年3月30日 第2刷

評価★★
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# by dokudan2 | 2011-05-03 01:57 | 科学/論理/学問

「誰が小沢一郎を殺すのか」「日本/権力構造の謎 上・下」カレル・ヴァン・ウォルフレン

 
『標的を実際に暗殺(Assassination)する代わりに、対象の世間的な評判や人物像(Character)に致命的な打撃を与えて表舞台から永久に抹殺する手法。政界や学会でライバルを出し抜く際に用いられ、欧米諸国ではしばしば使われる表現。

 しかし、小沢氏に対する日本国内の強力かつ長期的な"人物破壊"キャンペーンは、世界的に類を見ない(「誰が小沢一郎を殺すのか」オビより)』


 これが、外国から見た日本の姿である。島国日本の人間が、如何に物事が見えていないか、オランダ(のような、現在は小国でも)から見れば、日本のことなど全てお見通しであるということに他ならない。

 小沢一郎を悪人だと思っている人は、自分は(別にいる)本当の悪人によって騙されているのだ、自分は世界の知のレベルから言うと非常に劣った理解力しか持っていないのだ、ということを理解しなければならない。



「誰が小沢一郎を殺すのか」角川書店 2011(平成23)年3月30日 3版
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「日本/権力構造の謎 上【文庫新版】」早川書房 2009(平成21)年7月15日 11刷
「日本/権力構造の謎 下【文庫新版】」早川書房 2009(平成21)年7月15日 10刷
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各書ともカレル・ヴァン・ウォルフレン著

評価★★★
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# by dokudan2 | 2011-05-02 20:42 | 政治/経済

「マックスウェルの悪魔」「不確定性原理」都筑卓司

 科学少年の端くれだった私は、中学生から高校生ぐらいにかけて、ブルーバックスシリーズを読みふけったものだ。同世代の男性で、そういう人は多いと思う。

 中でも都筑卓司氏の本は、非常に分かりやすい説明且つ文学としても面白いものだったので、私は氏のファンであった。

 先に書いた量子論の本を読んでいる時に、都筑氏の本を思い出して、どうしても読みたいと思い、蔵書を漁ってみたが、もう捨ててしまったのかも知れず(引っ越す時に数千冊の本を処分した)、見つからなかった。そこで書店に行って探してみると、新装版になっていたが2冊見つけて、良かった良かった。

 今読み直してみても、難しい内容を大変分かりやすく、且つ面白い。筆者は文学者としても優れている。

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「新装版 マックスウェルの悪魔」2010(平成22)年5月10日 新装版第8刷
「新装版 不確定性原理」2010(平成22)年6月321日 新装版第4刷
いづれも都筑卓司著 ブルーバックス


評価★★★
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# by dokudan2 | 2011-05-02 18:43 | 科学/論理/学問

「怒らないこと」アルボムッレ・スマナサーラ

 私自身が「怒らないこと」を今年の目標としていた故に、思わず手に取った本であった。本書「怒らないこと」が16刷であることを見ると、多くの人が「怒らないこと」という書名に興味を引かれたことが分かる。

 著者のアルボムッレ・スマナサーラ師の各著の中での他宗教に対する厳しい批判は、それ自身が師への批判となって返ってきている一面はあるが、宗教者(思想家)として信じていることを貫くというのは、正しい姿勢であると思う。

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「怒らないこと」2010(平成22)年12月1日 第16刷
「怒らないこと2」2010(平成22)年9月2日 第2刷
「現代人のための瞑想法」2010(平成22)年9月1日 第5刷
「老病死に勝つブッダの智慧」2010(平成22)年9月1日 第2刷
以上 アルボムッレ・スマナサーラ著 サンガ新書
(もう一冊買ったけれども、手元にないので分からない)


評価★★★
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# by dokudan2 | 2011-05-02 18:15 | 宗教/哲学/思想

「がん『温熱免疫療法』」吉川敏一

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「がん『温熱免疫療法』」吉川敏一 PHP研究所

 西洋医学では敬遠されている東洋的手法である「温熱療法」や「免疫療法」を頭から否定せず、それらを取り入れて、その効果を確かめようとする科学的思考は、非常に評価に値する。

 しかしまだ「抗癌剤」に対する信仰が残っている事が、少し残念である。「温熱免疫療法」と「抗癌剤」を併用する事によって、その効果が高まる、と書いてあるが、私は直観に於いて、それに疑問もつ。

 おそらく、もっと研究が進めば、抗癌剤がガンの治療に役立たない、むしろ悪い影響を与えていることがわかる時が来るだろう。


2010(平成22)年12月17日 第一版第一刷

評価★★
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# by dokudan2 | 2011-02-20 17:33 | 医療/健康

量子論5冊

 30年間、懸案であった「量子論」について、かため読みしてみた。

 一番知りたい事について、どれも書いていない。

 恐らく様々なレポートでは、もっと恐ろしい事がわかっているはずだが、私のような素人に知らせないために、肝腎なところはぼかして書いてあるという気がする。

◆      ◆      ◆      ◆      ◆


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「量子のからみあう宇宙」

 アミール・D・アクゼル著 水谷 淳訳
 早川書房
 2004(平成16)年8月31日 初版発行

 以下の本の中で、これが一番本当の事(現在わかっている事)に近いと感じた。でも本書の目的が、量子論の詳細だけでなく、それらに関わった科学者たちの人物描写にも比重が置かれているため、もう一息。物足りなさが残った。


◆      ◆      ◆      ◆      ◆


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「量子テレポーテーション」

 古澤 明
 講談社ブルーバックス
 2009(平成21)年8月20日 第1刷









◆      ◆      ◆      ◆      ◆


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「高校数学でわかるシュレディンガー方程式」

 竹内 淳
 講談社ブルーバックス
 2010(平成22)年5月20日 第11刷








◆      ◆      ◆      ◆      ◆


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「量子力学が語る世界像」

 和田純夫
 講談社ブルーバックス
 2010(平成22)年11月12日 第26刷

 内容は誠実であると感じたが、筆者の「多世界解釈」信仰が強いようで、「多世界解釈」の矛盾点、弱点について、明確に述べていない。





◆      ◆      ◆      ◆      ◆


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「量子力学の解釈問題」

 コリン・ブルース著 和田純夫訳
 講談社ブルーバックス
 2008(平成20)年5月20日 第1刷
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# by dokudan2 | 2011-02-16 15:56 | 科学/論理/学問

「昭和の京都」 写真 浅野喜市

「回想 昭和20〜40年代 昭和の京都」 写真 浅野喜市 光村推古書院
平成22(2010)年10月5日 初版1刷

f0218918_14282445.jpg ああ、懐かしいなあ。それしか言えない。こういう時にしか現れない、独特の感情がこみ上げてくる。

 人とは、さまざまな感情を内に秘めているものだと知る。


評価★★★
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# by dokudan2 | 2010-10-13 14:32 | 文化